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ちびろずるーむ

ちびろずるーむ

10月4日




5日目。朝の散策後、また車に乗って、

グリム童話の町めぐりのひとつ、ハーメルンに到着しました。

ここはメルヘン街道のハイライトともいえる町です。

小さな町ですが、誰でも知っている有名な童話があります。


グリム童話を読んだことのある人なら誰でも知っている、

ハーメルンの笛吹男が出現したところです。

激動の中世、1284年6月26日に130人の子供(成人?)達が、

こつ然と失踪してしまったそうです。



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その理由として、ペストや伝染病の流行によってとか、

子供の十字軍とか人身売買とか移住説だとか、いろいろ言われて

研究されているようですが、はっきりしたことは何もわからず、

未だに、謎のままなのです。


中世ではどこも不衛生で、ネズミが溢れていたそう。

そしてネズミ捕りという職業も実際にあったそうで、

同時に、彼らは遍歴芸人でもあったそうです。

これと子供達の失踪事件がだぶって、悲しい伝説になったのかも。


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実際に、子供達が連れ去られた通りの名は、舞楽禁制通り。

今でも音楽や舞踊が一切禁止となってます。

しかし今ではその暗くて陰湿な話も、観光地としての手段か、

さまざまなお土産や料理になっているのです。

私は見られませんでしたが、マルクト広場にて5月から9月まで、

「ネズミ捕り男」の野外劇があり大人気です。

子供達がネズミの格好をして、何やら可愛いそうです。

この童話の仕掛け人形時計もあり、これは年中見られます。


代表的なお土産として、ネズミそっくりの乾パンを売っています。

今にも動き出しそうなリアルな感じなんですよ。

私も買って友達に配りました。みんなかなりウケてくれて、

今でも大事にしているよと言ってくれます。嬉しいです。







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さて本日は、グリムの物語を感じさせる町を見学しました。

次は、ほら吹き男爵が住んでいた町・ボーデンヴェルダー。

この地で生まれたミュンヒハウゼン男爵の、ロシア・トルコ戦役での

愉快な体験談が、後の「ほら吹き男爵の冒険」です。


男爵がトルコ戦争に行った時、泉で馬に水を飲ませました。

馬がいつまでも飲んでいるので、おかしいと後ろを見ると、

なんと馬の後ろ半分がなくなって飲んだ水が流れ出していました。

実は先ほど門の落とし戸が落ち、馬がまっぷたつに・・・


探しに行くと、後ろ半分だけの馬が元気で走り回っています。

さっそく鍛冶屋で、めでたく元通りにつなぎ合わせましたとさ。



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こちらは、いばら姫のザバブルク城です。

今は、お城は古城ホテルとなり、内装もロマンティックで大人気。

まわりは、200ヘクタールの自然動物公園になっているそう。

ホテルの窓から、この公園や森が見渡せるらしいです。


メルヘンの森と呼ばれるハルツの森のなかに、ひっそりと佇む

ザバブルク城にはその昔、グリム童話のいばら姫が住んでいました。

ところが15歳になったある日、紡鐘にさされて100年の眠りに。

お城のまわりは野生のバラが咲いて、その棘の痛さに誰も近寄れず。

そして100年目。勇敢な王子様が現れ、お姫様に口づけすると~

とまあ、ハッピーエンドな童話。







ところでこの日は、晴れで12℃と書いてありましたが、

もうひとつ雹が降ったとあります。どこでなのか忘れましたが・・・。

そしてもうひとつ、ディズニーのシンデレラ城のモデルと云われる、

ノイシュヴァンシュタイン城は、雪と書いてありました。




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